樺太の領土問題

地図で見ると、北海道の北にある樺太には2つの線が書かれています。

線の1つは樺太を南北に分割するように真ん中にひかれていて、もう1つの線は樺太の南の海上に点線で書かれています。

この2本の線が意味するところは、日本とロシアの境界線問題が関係しています。

日本は樺太の南半分を国境未確定地域とし、日本の領土でもロシアの領土でもないとしていますが、ロシアは樺太がすべてロシアのものだと公言していて、地図の2つの線は両国の主張を表したものなのです。

日露戦争で勝利をおさめた日本はロシアとポーツマス条約を結び、樺太の南半分が日本の領土となりますが、第二次世界大戦末期になるとソ連は不可侵条約を破って南樺太に進軍し占有してしまいます。

日本は大戦に敗れてサンフランシスコ平和条約に調印しますが、この条約で南樺太の権利を放棄することになります。

このようにして南樺太は日本の領土ではなくなりましたが、ロシアの領土というわけでもないと日本は主張しています。

サンフランシスコ平和条約にロシアは調印していませんし、南樺太を占有するのはおかしいという主張もあります。

そのため、日本は南樺太を国境未確定地域だとしているのです。